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便利な電子納税(キャッシュレス納付)を活用して事務負担を軽減しよう!いま話題のスマホアプリ納付についても足立区の税理士が解説!

更新日:2024年6月25日

税金を納付する方法は、現金納付だけではありません!わざわざ金融機関の窓口に行くのは時間も手間もかかってしまい、時間の流れが速い今の時代にはあまりにも非効率です。

そこで、事務負担も軽減できる便利なキャッスレス納付についてと、特にいま話題のスマホアプリ納付についても解説していきます!


1. 電子納税とは?

電子納税とは?

現金ではなくキャッスレスで税金等を納付する方法を「電子納税」と呼びます。

金融機関等の窓口に行くことなく、自宅やオフィスからインターネットを利用して税金を納付する方法です。

従来の紙ベースの納付手続きに比べて、便利で効率的な方法として広く普及しています。

前提として、国税であれば「e-TAX」地方税であれば「eL-TAX」のシステムの利用が必要なため、事前に利用開始の手続きをしておく必要があります。

顧問税理士がいれば既にこのシステムを利用していることがほとんどなので、まずは専門家にご相談ください。


2. 電子納税の種類

電子納税の種類

電子納税にはいくつかの種類があり、「ダイレクト納付」「クレジットカード納付」「インターネットバンキング納付」「スマホアプリ納付」などがあります。


①ダイレクト納付

(1)概要

ダイレクト納付は、事前に預金口座を登録しておくことで、インターネット経由で口座振替により納付手続きを行うことができます。

税務署に「国税ダイレクト方式電子納税依頼書」を書面で提出して預金口座を登録することにより、3~4週間ほどで利用可能となります。

利用する金融機関が国税ダイレクト納付に対応している必要がありますので、登録可能な口座をお持ちかどうか確認が必要です。

(2)納付方法

e-Tax又はeL-TAX(電子申告)により申告書等を提出した後、ログイン後のe-TAX又はeL-TAXの受信通知より、「ダイレクト納付」を指定して納付手続きを行います。

「即時納付」と「期日を指定して納付」から選択すれば、指定日に自動的に口座から引き落としとなり納付手続き完了です。

(3)特徴

事前の登録手続きやインターネット上での設定が必要ですが、納付のための手数料がかかりません。

また、最大の特徴として、納付日(口座振替日)を指定することができます。

「即時納付」と「期日を指定して納付」から選択することができ、納期限内であれば期日を指定することができるので、手続きから実際の納付まで時間的な余裕もできます。

サービスが利用できない時間帯があるため、事前に確認しておくと安心です。


②クレジットカード納付

クレジットカード納付

(1)概要

税金の支払いにお持ちのクレジットカードを利用する納税方法です。

ダイレクト納付と違い、事前の登録手続き等は必要ないためすぐに利用が可能です。

期日指定ができないので、納税手続きのタイミングが、クレジットカードの利用日となります。

(2)納付方法

専用の「国税クレジットカードお支払サイト」で納付手続きを行います。https://kokuzei.noufu.jp/

「利用者情報」「納付税目」「課税期間」「納付金額」等を入力し、クレジットカード情報を入力して納付手続き完了です。

(3)特徴

専用のサイトで納税手続きが完了するので、事前の登録手続きは不要です。

カード会社によってはクレジットカード納付した分のポイントやマイルが貯まりますが、クレジットカード納付には決済手数料が発生するので注意が必要です。

発生する決済手数料と貯まるポイントでどちらが良いかを総合的に判断する必要があります。

また、最大の特徴として、実際の納付のタイミングを遅らせることができることにあります。

クレジットカード納付は手続きした時が利用日となり、実際の支払いはその翌月以降等になるため、資金繰りにも余裕ができます。


③インターネットバンキング納付

インターネットバンキング納付

(1)概要

インターネットバンキングやATM等により税金を電子納付する手続です。

e-Tax又はeL-TAXのシステム上で納付する税金の必要情報を事前に送信・登録する必要があります。

期日指定ができないので、手続きのタイミングがそのまま納付のタイミングとなります。

(2)納付方法

e-Tax又はeL-TAXのシステムに必要情報を送信後、メッセージボックスに格納される「納付区分番号」等を取得して、インターネットバンキングやATM等から納付手続きを行います。

画面の案内に従い自身の取引金融機関を選択すると、金融機関のホームページ内に登録した納付情報が表示されるので、その内容を確認して納付手続きを行います。

(3)特徴

手続き時に納付が完了するので期日指定はできませんが、納付のための手数料がかかりません。

インターネットバンキングが開設してあればすぐに利用が可能です。


④スマホアプリ納付

(1)概要

国税庁が指定するPay払いの中から、利用したいPay払いを選択して税金の納付ができます。

QRコードの読み取りや専用アプリ等から納付を行うのが他の方法とは大きく違う点です。

PayPay、d払い、auPAY、LINEPay、メルペイ、amazonPay、楽天ペイが利用可能です。

期日指定ができないので、手続きのタイミングがそのまま納付のタイミングとなります。

(2)納付方法

・「国税スマートフォン決済専用サイト」から直接納付手続きをする方法

専用サイトにアクセスし、支払方法、利用者情報、納付内容などを入力し、そのまま決済まで進んで納付手付きを行います。

・「e-TAXの受信通知」から納付手続きをする方法

該当の税金についてe-TAXにて電子送信をした後に、e-TAXのメッセージボックスに格納される「受信通知」から納付手続きを行います。

受信通知内から「スマホアプリ納付」を選択するとQRコードが表示されるので、それを読み取ると専用サイトに移動し、そのまま納付手続きまで行えます。

(3)特徴

スマホアプリ納付は1回で納付しようとする金額が30万円以下の場合に限るという制限があり、各決済業者も独自に上限額を設けていることもあるので、高額の税金の納付には実用的ではありません。

ただし、複数回に分けて納付手続きを行うことで、総額30万円を超える税金にも利用することは可能です。

最大の特徴は、決済手数料がかからずにポイントを貯めることができることで、例えばamazonPayを利用する場合、amazonギフト券を購入してそれをamazonPayにチャージして納付すれば、効率的にポイントを貯めることができてお得かもしれません!


3. まとめ

人手不足と言われる中、事務作業を少しでも軽減するために、電子納税の活用は必要不可欠です!

特に、スマホアプリ納付は手続きも簡単で決済手数料もかからずポイントを貯めることができるので、いま注目されています!

この状態がいつまで続くか分かりませんが、早めにお得な情報をキャッチして有効活用しましょう!



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※上記記事は令和6年6月時点の情報に基づいて記載しております。

※上記記事は一般的な内容を記載しているため判断の際は専門家へのご相談をお願い致します。







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