繁忙期が終わったので久し振りにブログを書きます。今回は、お客さまからよく相談を受けるどのように創業をスタートさせれば良いのかという点を深堀したいと思います。
私が現在足立区を中心に事業を行っているため特に足立区での創業のポイントをまとめました。私の視点でまとめておりますので参考程度にご覧いただければと思います。
1、業種・エリア・ターゲットの設定
①業種
まず初めにどのような業種を行うのかという点が非常に重要になってきます。今までやってきた業務を独立して行うということであればすんなり決まるかと思います。全く新しい業種を行う場合は、どのくらいの大きさのマーケットなのか・需要があるのか・必要資金がどれくらいか等のリサーチをより入念に行う必要があるかと思います。(もちろん慣れた業種でも事前のリサーチは必須かと思います。)
私は、新卒から独立まで継続して税理士業を行っておりましたので業種の選定はすんなり決まりました。リサーチとしては、税理士業界のマーケット規模と税理士の年齢層・他事務所がどのような差別化を図っているかなどを勤務時に調査していたりしました。
②エリア
事業を行う上でエリアは非常に重要な要素となります。検討する要素としては競合他社の有無・そのエリアの特色(住宅街・ビジネス街等)・アクセスのしやすさ等が重要となります。
私の場合東京都で開業することは前提としておりましたので各区の事業所数と各区の税理士数の情報を収集し単純に割って激戦区ではない足立区を選定しました。また、WEBでの集客は非常に重要であるため「足立区 税理士」等の検索結果でそのような税理士事務所はトップになっているか等を調査しました。足立区の中で北千住を選定した理由としてはアクセスのしやすさを優先しました。
また、足立区で創業を検討される方に特に注意いただきたい点が足立区はなかなか事務所等の物件数が少ない印象です。そのため、物件は事前にリサーチしておくことをお勧めします。事務所が必要な場合は近年シェアオフィスが広まってきているため固定費を浮かせるという点ではお勧めの方法となります。
③ターゲット
事業を行う上でどのようなお客様に来てもらいたいのとかというのも重要になります。足立区特に北千住は電車の乗降客数が世界6位で人の往来が多いわりに家賃も比較的安いためベットタウンとして利用する方が多いかと思います。(近年は家賃相場が上昇傾向ですが…)そのため会社帰りの方をターゲットとする事業等がマッチするのかと思います。
2、足立区での創業で重要となる制度
過去記事でも記載した部分と重複する部分がございますが重要な制度であるため再度記載させていただきます。
①融資制度
・日本政策金融公庫の新創業融資
創業の際に最も多く使用される融資制度となります。利率が低く、融資実行までのスパンが短いのも魅力の一つです。
・足立区の創業融資
足立区が融資をあっせんしてくれ利息・保証料を足立区が負担してくれるため非常に
お勧めの制度となります。ただし、融資実行までのスパンが3か月程度と長いのが欠点となります。
②助成金・補助金
・キャリアアップ助成金
創業時ではないですがよく使われる補助金となります。昨年の11月~拡充しておりますので使用できれば良いかと思います。
※専門は社会保険労務士となります。
3、集客方法
準備が整い、いざオープンしていたとしてもお客様がいなければ始まりません。開業前にどのような集客に力を入れるのかを決めて準備をする必要があります。特にHPからの集客の場合は効果が出るのに時間がかかるたため開業前からの着手が必須です。口コミでの集客も良いですがこちらも時間がかかるためその間の資金繰りが厳しいのとあまり確実性がないため事前に何かしらの集客方法は決めておくべきです。
私は、スマホの普及でネットの使用が一般的になったためHPでの集客に力を入れようと考えました。検索で上位に表示するためにはどのようなことをすればよいのか・Googleマップで上位表示するにはどうすればよいのか等を考えております。(いわゆるSEO・MEOになります。)
4、まとめ
本記事では、足立区での創業における重要なステップを、具体的な戦略とともに解説しました。業種の選定からエリアの選択、目標顧客の特定、資金調達のオプション、そして集客方法まで、創業時に考慮すべき要素を一つずつ丁寧に説明してきました。特に、足立区の特性を活かしたビジネスの立ち上げは、地元の市場環境を理解し、適切なリソースを利用することが成功の鍵です。 これから足立区で事業を開始しようと考えている起業家の方々には、本ガイドが実用的な参考資料となり、効率的かつ効果的な創業の進め方を提案できることを願っています。地域に根差した事業を展開することで、足立区のさらなる発展に貢献し、自身の事業も成功へと導くことができるでしょう。
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